チャートギャラリー - パンローリング
株式投資で分析をするにはチャート分析ツールが必要です。チャートギャラリーは株式投資家の間でもよく話題になっているツールですが、どのような特徴があるのでしょうか。
ここではチャートギャラリーの特徴と料金プランごとの機能ついて詳しく紹介します。
チャートギャラリーは無料版で試用することもできるので、無料で利用するメリット・デメリットについても解説します。株式投資に有用なツールかどうかをぜひ考えてみてください。
スタンダード版 | プロ版 | エキスパート版 |
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1. チャートギャラリーとは?
チャートギャラリーとは株式投資で欠かせないチャートの表示・分析に利用できる総合ツールです。パンローリング社によって開発・販売されているツールで、Windows版が2022年時点でバージョン5にまでアップデートされています。最終アップデートは2014年12月になっていて、安定して使える機能が整い、バグフィックスなども済んで安定して利用できる状況ができています。
チャートギャラリーはテクニカル分析を通して株式投資をする人のための有用ツールです。日本で有名なテクニカルアナリストも使用しているツールとして話題になっています。
自由度が高くてデータ量も多く、機能面でも過不足がないという点で総合力のあるツールという定評があるのがチャートギャラリーです。
チャートギャラリーの特徴
チャートギャラリーにはテクニカル分析によって投資する株を選定したり、株の売買のタイミングを見計らったりするのに必要な一通りの機能が搭載されています。主な機能と概要について紹介するのでチャートギャラリーの特徴を確認しておきましょう。
過去から現在に至る株価データを常時利用可能
チャートギャラリーは過去30年分にわたる莫大な株価のデータを利用できます。日足レベルでの東証株式市場や国内商品先物市場などにおけるデータを表示・分析可能です。
独自の取引手法を編み出したときに、過去のデータに基づいてバックテストしたいときには膨大な量のデータを使えるので魅力的なツールになります。バックテストをすれば自動取引に応用することもできるため、株式投資の効率化にはチャートギャラリーが有用です。
また、チャートギャラリーでは追加データを常時手に入れることができます。毎日19時以降に新しい市場価格のデータを受信可能です。専用のデータ更新ソフトが付属していて、自由に利用してわずか1分でアップデートできます。
ローソク足を代表とする多様なチャートを自由に表示可能
チャートギャラリーはチャートビューワーとしての機能で他のツールに引けを取ることはありません。株式チャートの分析によく用いられているローソク足はもちろんのこと、バーチャートや終値の折れ線チャートなども自由に表示できます。
チャートギャラリーでは複数のチャートを同時に並べて表示したり、重ね合わせて表示したりすることも可能です。過去のデータに基づいて作成したデータは保存できるので、いつでも読み込んで再分析することができます。
株式投資で頻繁に用いられているテクニカル指標を実装済み
チャートギャラリーには厳選されたテクニカル指標が実装されています。株式投資のテクニカル分析で頻繁に利用されているテクニカル指標はほぼすべて網羅しているのが特徴です。
例えば、移動平均線、ボリンジャーバンド、エンベロープのようなトレンド系インジケーターや、RSI、ストキャスティクス、MACDなどのオシレーター系インジケーターが搭載されています。出来高やボリュームレシオなどによる分析も可能です。
また、チャートギャラリーでは各テクニカル指標についてパラメーターの設定も自由にできます。数字を入力するだけで設定できるため、簡単にテクニカル分析を進められるのが特徴です。
データベースの作成やシステム開発に対応
チャートギャラリーは過去のデータに基づくチャート分析をするのに有用なツールで、データベースの作成にも対応しています。分析の結果として興味が出てきた銘柄をピックアップして銘柄群として一覧にしたり、その中から検索をかけて特定の銘柄を選び出したりすることが可能です。
さらにチャートギャラリーではシステム開発にも対応しています。付属ソフトのPan Active Market Databaseを利用するとデータ処理のプログラムを盛り込むことが可能です。高度な分析を自動で進めたい人にとって有用な機能です。
個別株に対する売買利益の予測機能を搭載
チャートギャラリーの特色として個別株に対する成績の予測をする機能が搭載されている点が挙げられます。条件を指定するとその条件で売買したときにどの程度の損益が発生するかをシミュレーションすることが可能です。
予測機能の利用にはシステム開発をする必要がありません。条件を簡単に設定できる仕組みが整えられているので、初心者でもチャートギャラリーの機能を使って銘柄の評価ができます。
テクニカル指標のパラメーターの設定を変えて結果を比較するのも簡単です。銘柄ごとに最適化することで収益性の高い株式投資の戦略を立てられます。
2. チャートギャラリーの料金プラン
チャートギャラリーは基本的には有料のチャート分析ツールです。購入後に追加料金は発生せず、無料で試用することもできます。
チャートギャラリーの料金プランはスタンダード・プロ・エキスパートの3つです。ここではそれぞれの料金プランの金額と特徴について紹介します。
スタンダード
スタンダードは国内株式投資に注目しているビギナー向けの料金プランです。チャートのデータの利用やデータベースの活用、テクニカル分析などの一通りの機能をスタンダードプランで利用できます。
スタンダードプランのチャートギャラリーは3万円で購入できます。追加料金を払わずに一通りの基本機能を使えるため、まずはスタンダードプランから始める人が多くなっています。
プロ
プロは国内外の株に着目して高度な機能を駆使しながら株式投資をしていきたい人に適しています。プロプランでは日経225先物や米国株式のデータも利用可能です。銘柄検索やサヤチャートにも対応しているため、ツールとしての活用範囲が広がります。
プロプランのチャートギャラリーは8万円で購入できます。スタンダードプランで購入した人は、必要に応じて6万円でプロプランのチャートギャラリーにアップグレードが可能です。
エキスパート
エキスパートはチャートギャラリーならではの成績検証・予測・最適化の機能を使って効率的な株式投資をしたい人に向いているプランです。エキスパートプランとプロプランの違いは個別株の成績予測ができるかどうかなので、予測機能を生かした取引をしたい人に適しています。
エキスパートプランではチャートギャラリーは14万円が定価です。スタンダードプランからは12万円、プロプランからは10万円でアップグレードできます。
無料試用版
無料試用版は本来はチャートギャラリーの動作や使い勝手の確認に使用するためのものです。ただ、実際には無料試用版でもチャート分析ができるので有用なツールになります。
しかし、無料試用版はあくまで試用目的なので機能が制限されています。データは過去10年分のみで、過去30日の最新データは使用できません。
急騰株を狙いたいといったときにはなかなか十分なデータがないのが問題になります。本格的に株式投資に取り組むならスタンダード以上の有料版を選んだ方がチャートギャラリーの価値を生かして取引を進められます。
3. 口コミ評判
チャートギャラリーの試用版を利用してみてサクサク動くのに感銘を受けました。投資業界では有名なオンラインツールをずっと使っていましたが、インストールして利用できるチャートギャラリーは快適です。オフラインでも気軽の過去データを分析して投資戦略を考えられるのは魅力的なポイントだと思います。
テクニカル分析ツールとして必要なところはしっかり押さえているので万人向けのツールです。継続して料金がかかるわけではなく、買い切りで使えるのも良いところだと思いました。知名度だけを重視して他のツールを使っていた自分が恥ずかしいです。
チャートギャラリーのスタンダードプランからプロプランにアップグレードしました。データベース機能が使いやすくて、米国株式への展開にも応用したいと思ったからです。
エキスパートプランに一気にアップグレードしようかどうしようかは迷いました。今の気持ちとしては近いうちにさらにアップグレードしたいと思っています。プロプランに切り替えてから投資成績も良くなってきているからです。
エキスパートの成績検証も活用すればさらに稼げるようになるのではないかと思っています。そのためにもう少し資金を稼いでアップグレードを目指します。
4. まとめ
チャートギャラリーは株式市場の過去データを30年にわたって参照でき、最新のデータも活用して分析できるチャートツールです。テクニカル分析でよく用いられているインジケーターが一通り搭載されていて、チャートの複数表示や重ね合わせにも対応しています。
分析に必要になるデータを毎日新たに取得できるようになっているのもチャートギャラリーの魅力です。最新のデータを使えるのは急騰や急落を予測するのに重要なので、デイトレーダーにとって特に大きなメリットになります。
チャートギャラリーではスタンダード・プロ・エキスパートの料金プランが用意されていて、基本的な機能はスタンダードプランで利用できます。米国株式のデータも欲しい、銘柄を厳選する独自機能を活用したいというときにはプロプランが有用です。エキスパートにすれば成績の予測や検証までできるので、株式投資を進める上で大きなサポートになります。
データベース機能の搭載やシステム開発への対応などもしているため、チャートギャラリーを使えば株式投資に必要な分析やデータ集計を一括しておこなうことが可能です。無料試用から始めることができるので、チャート分析の総合ツールが欲しいと思ったならチャートギャラリーを活用してみましょう。
スタンダード版 | プロ版 | エキスパート版 |
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